遂に退去予定がでました。
新築物件が満室となってくれてやっと全室満室になったと思った矢先でした。
退去の時期は丁度引越しのシーズンなので、決まってくれるといいのですが・・・
まず退去がでた際にマイナスになる項目を確認していこうと思います。
①原状回復代
②空室期間
③客付け時の成功報酬
①に関しては一般的には入居時には敷金やクリーニング代をもらっているので
ハウスクリーニングに関しては問題ないです。厄介なのは設備の故障、クロス張替え
が入ると高額になってくる可能性があります。単身のお部屋の場合は全てのクロス張替えが
入っても15万以内では収まると思いますが、ファミリー物件になると金額は跳ね上がる可能性
が高いです。
③に関しては通常客付け、管理会社に支払うのでしょうがなく金額は固定になるので
計算がしやすい金額です。
一番厄介なのは実は②の空室期間になります。
仮に空室期間が1か月で決まったとしても賃料を受け取ることができるのは翌々月に
なってしまいます。(契約金から通常はかかる費用が引かれるため)
賃貸の退去は通常は1か月前には通知が来るので募集の退去前1か月程からスタートします。
うまくいって退去前に決まってくれてすぐに入居となっても退去後のハウスクリーニング、
新しく借りる方の入居日の兼ね合いもあり退去すぐにとは通常はいかないケースが多く、
早くとも2,3週間後からが一般的です。
これが退去後内見してから決まるケースですと内見ができる時点では全入居者様の契約が終わって
いるケースが一般的で家賃は入ってこない状態がほとんどのため、
退去後→内見→申込→契約→入居までの期間は1か月以上かかるケースがほとんどです。
上記はあくまで退去後即決まってくれたケースですが、退去から決まるまでに期間を要する場合は
さらに賃料の発生しない期間が長くなってしまいます。
大体目安として退去後1か月で申し込みがあった場合は入居(賃料発生)までさらに1か月、
実際の家賃として受け取れるのはさらに1か月後、合計2か月後からのスタートになるケースが
多いです。
今回は退去後1か月で決まったと思ってしまうのですが、意外に賃料として受け取れるのは
さらに2か月後からが一般的なのでいかにして空室期間を短くするかがアパート運営では
1番大事になるかと思います。
大家さんにとっては満室運営が永遠のテーマとなります。